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【本の要約】嫌われる勇気


【本の要約】嫌われる勇気

 

ハイどうも、ハイどうも、BOOK Radio chのKAMAございます。
皆様ご機嫌いかがでしょうか。ということで、
本日はこの本でございます。

嫌われる勇気

ついに来ました、名著中の名著誰もが知っているこの名著
タイトルはかなりのインパクトですね!!


嫌われる勇気を持つってこと?わざわざ嫌われる行動や、悪行を働けってこと?
と思いますよね!
いやいや、そんなわけないです!
嫌われる勇気とは、
「嫌われることを恐れてはいけない」ということです。

 

本書は「アドラー心理学」について書かれている本です。
アドラー心理学とは何ぞやと、アドラーって??
別名「自己啓発の父」とも言われている「アルフレッド・アドラー」が創始した心理学でございます。


「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な対策を提示していく
その一つが嫌われる勇気を持つということです。
そんなアドラー心理学を哲人と青年の対話形式によって学ぶことができます。
この青年がいいんですよ!
感情をむき出して、哲人の教え、アドラー心理学に疑問を投げかけていく
そうそう、それが知りたいんだ!という疑問をこの青年がすべて聞いてくれる
とにかく悩みがある方にぜひ読んでいただきたいそんな一冊を要約していきたいと思います。


では、アジェンダです。

 

嫌われる勇気
1.すべての悩みは対人関係

2.承認欲求を捨てる

3.課題の分離

 


1.すべての悩みは対人関係
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」アドラーはこう断言しております。
まてまてアドラーさん、
んなわけなかろうと青年も声を大にして、そんなわけないと反論します。
悩みは他人との比較でおこる「劣等感

他人が自分の思い通りにしたい「支配欲


この2つの対人関係から生まれるものがほとんどです。


どうでしょう。今の悩みを考えてみてください。自分の自信のない部分、

学歴

職業

地位

年収 などなど


様々な悩みがあるかと思いますが、
これ全部誰かと比べて、劣っているから悩みになっているではないでしょうか?
そして、
上司がすぐ怒る部下が言うことを聞かない好きな人に振り向いてほしい嫌いな人が許せない
こういった悩みは支配欲を満たすことができないから生まれる悩みですよね。

本来は人生は同じ平らな地平を一定方向に動いているイメージです。
進んだ距離や、スピードは人それぞれ違うけどみんな等しく、平らな場所を歩いている。
が、どうしても、あの人より早く進みたいとここに競争を持ち込んでしまうんです。そして競争を持ち込むことで、悩みが増えていく
誰かより早く、誰かより前にそういった競争をする必要はないんです。自分の延長線上に他人はいないんですから、
が、これを理解しても、どうしても悩みというのはなくならないものなんです。

ここまでくれば、アドラーの断言する「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」も、そうかもしれないとおもってきましたよね?
では、その対人関係の悩み、すなわち人間の悩みはどう解決するか。それがしりたいですよね!?
これも本書がおしえてくれます。
ピックアップし、2つほどご紹介させていただきます。

 

2.承認欲求を捨てる
職場でゴミ拾いをしたとします。このごみを拾って捨てたのは「みんたのため」です。
ただ、誰にも気づいてもらえず、気づいた人がいても何も言われない、感謝の言葉ひとつすらえない。
今後もゴミ拾いを続けることができますか?
さすがに、やる気も失せるでしょう承認欲求の危うさは、ここにあります。
認めてもらえないからやらない
ほめてもらいたいという目的が先にあって、ごみを拾う。そして誰からもほめてもらえなければ、怒りだし、二度とこんなことはするまいと決心する。
承認欲求って明らかにおかしいと思いませんか?


さらに、承認欲求を持っているということは、誰からも嫌われたくないと思っているはずです。


実は誰からも嫌われない方法は簡単なんです。


10人の人がいたら、

10人の人に忠誠を誓う他人の人生の中を生きる
これだけです。
Aさんが、右に行けといったら右にBさんが、左に行けといったら左に
ただ、ここで矛盾が発生してしまいます。
Cさんが、前にいくなDさんが、前に行け
となった場合、どうしますか?
あなたに忠誠を誓います。とあなたの目の前だけではいい顔をし、言った通りに行ってくれるが、他の人の前では、他の人に忠誠を誓って自分の言ったことに反することをやっている
こんな人どう思いますか?
誰からも嫌われたくないという感情で忠誠を誓ったのに、結局誰にも忠誠できない。
自分がやりたいこともできず、他人に嘘をつき信頼を失っていく。
そんな人生嫌ですよね。
他人から、嫌われる勇気を持つことすなわち承認欲求を捨てることで、
自分にも噓をつく必要がなくなり、周囲にも嘘をつく必要がなくなるそして、自分の人生を生きることができるんです。
ユダヤ教の教えに、

 

自分が自分のために自分の

人生を生きていないのであれば、

いったい誰が自分のために

生きてくれるだろうか

 


というのがあります。まさに承認欲求を捨てた生き方ですね!
承認欲求を捨てた生き方は「他者の期待を満たすために生きているのではない」ということを実感できます。
さらに、他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」という考えもできるようになるので、
相手が自分の思うとおりに動いてくれなくても、怒ることはなくなります。それが当たり前と思うことができるからです。

 

3.課題の分離
これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していくことが、対人関係の悩みをなくす第一歩です。
「勉強する」という課題があったとき、 


子供が勉強するのかしないのか これは「子どもの課題」であって、親の課題ではありません。
そこに対して親が「勉強しなさい」と命じるのは、他者の課題に対して、いわば土足で踏み込むような行為ですので衝突を避けることはできないでしょう。
他者の課題には踏み込まない。それだけで、人間関係の悩みは解決します。

 

では、課題の分離はどうやるのか、

 

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」

 

を考えてみると、「これは誰の課題なのか?」というものが明確になります。
もしも子どもが「勉強しない」という選択をしたとき、その決断によってもたらされる結末、
たとえば授業についていけなくなる、希望の学校に入れなくなるなど
最終的に引き受けなければならないのは、親ではなく、子どもです。子どもが困るだけなんです。
では、困った子供を放置するっていうのがアドラー心理学ですか?
それは、違うんです。ここ注意が必要です。では、「勉強する」という課題子供の課題に対し、何をするかというと、
子どもがなにをしているのか知った上、理解した上で、見守りいつでも援助する用意をしておくこと
こちらになります。
勉強は本人の課題であることを伝え、 もしも本人が勉強したいと思ったときにはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。
いつでも、勉強の本が欲しかったら言ってねとか塾のパンフレットをさりげなく机に置いといてあげる とか
これだけです。
精一杯の援助はする、その先にまでは踏み込まないそして、見返りを求めない、承認欲求を捨てる話ですね
見返りを求めてしまうと、
あえて見守ってあげているのに、援助をしてあげたのに、勉強をしないなんて、
と、結果的に、他者の課題に割り込んでしまうんです。
他者へ貢献し、見返りを求めない
これが、課題の分離の考え方です。
馬と水辺に連れていくことはできるが、

水を呑ませることはできない

 ということわざもあります。

 

水辺までは連れて行ってあげる、援助はしてあげるけど、、水を飲むかどうかは、他者の課題と割り切り

その先にまでは踏み込まない、見返りを求めないようにしましょう。

いかがでしょうか。
簡単にまとめますと、

すべての悩みは対人関係の悩みでありその悩みを解決するためには、
承認欲求を捨てる、嫌われる勇気を持つこと課題の分離し、他者の課題は切り捨て、見守ってあげる援助を行い、他者に貢献し、見返りを求めない
といった形になります。
はいいかがでしょうか。
嫌われる勇気
要約していきました。
KAMA的感想ですが、アドラー心理学非常に実践するのが難しい 実は最初はこの本読んだとき、全然理解できませんでした。
承認欲求の塊のような人間なので、むしろ、承認されないと生きていけない!と思っておりましたが、
何回か読み返す中で、だんだんと考えが代わっていき
他者へ貢献し、見返りを求めないこの考えを持つことで、幸せに生きていくことができる
まさに、これだ、これ人生のテーマだ!と考えが変わり、まさに、課題の分離を実践中でございます!
またどこかでみなさまに結果を報告したいと思います。
本書には、まだまだご紹介できていないことがたくさんございます。気になる方は是非とも
嫌われる勇気
読んでみてください。
意識は今すぐに変えることができます!皆様の人生がすこしでもうまくいきますように ご視聴ありがとうございました。

 

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気