BOOK RADIO CH  台本部屋

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【本の要約】大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと

ハイどうも、
BOOK Radio chのKAMAございます。

皆様ご機嫌いかがでしょうか。
ということで、

本日はこの本でございます。

 

大切な人を亡くした

あなたに知っておいてほしい5つのこと

 

本屋でこの本のタイトルを見たとき、
なんとも言えない感情に見舞われました。

 

大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと
大切な人を亡くしたあなたに・・・・

大切な人で思い浮かべる人
沢山いるな・・・

 

そして、亡くしたとき、、、と思いうかべると
心の鋭い痛みが出ました。

 

旅立ちを見送る人が心の痛みを手放しやがて再生へ向かう日のために

哀しみを和らげるために大切なこと。

学んでみたいとおもい、本書を手にしました。

 

 

本書の著者は
一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 代表理事
グリーフケアの学校 グリーフ専門士養成スクール 校長

インターネットと上野駅前サロンにて哀しみの保健室「グリーフケア Cafe」を開催し
ご遺族の個人カウンセリングやセラピーを行っております。

井手 敏郎氏でございます。

 

本書は、グリーフすなわち喪失体験に伴う悲しみや嘆きや反応
を経験した人の実例をもとに、
哀しみと向き合う人たちが変わっていく過程が
書かれております。

 

井出さんと参加者の
対話形式で書かれておりますので、
実際にその場にいるような、感覚で読めるので、
とてもおススメでございます。

ぜひあなたも一緒に、グリーフサロンに参加している気持ちで
読み進めていただければ幸いです。


では、アジェンダです。

大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと
1.哀しみがあなたの感情にもたらすこと
2.哀しみがあなたの身体にもたらすこと
3.哀しみがあなたの周囲にもたらすこと
4.哀しみがあなたの精神にもたらすこと
5.哀しみがあなたの未来にもたらすこと


では、初めて行きます。


1.哀しみがあなたの感情にもたらすこと

 自分の感情の変化で、今自分がどういった状態かわからない、
 目指す場所はどこなのかがわからない。
 そして、これが「不安」といった感情をもたらします。

 

 喪失体験後、
 「哀しみ」という本質の感情「その人を愛する気持ちや愛おしい気持ち
 寂しい、つらい、苦しい、悔しい、怖いという思い」を抱えながら

 混乱、否認、怒り・罪悪感、抑うつ、あきらめ、転換、再生という状態で

 変化していきます。


  混乱 混乱しているときは何も聞こえない、何も感じない、
     何も覚えていないし、何もなかったかのように思うことがある。

  否認 その出来事が嘘であってほしい、何かの間違いであってほしいという、
     つらい現実が受け止められない状態。
   
  怒り・罪悪感
     怒りの感情は

     大事な人を傷つけたと思われる人に対して  
     亡くなった人に対して
     「あなたたちに私の気持ちがわかるの」と言ったような形で、

     身近な他者に対して
     「世の中が悪い、制度が悪い」と社会に対して
     「どうして助けてくれなかったの?」と神仏に対して
     「あの時私が気づいていれば、一言伝えていれば……」

      と自分自身に対して起きる感情です。

 

      この負のエネルギーは、自分以外(外側)に向けられれば「怒り」ですが、
      自分自身(内側)に向けられたときは、「罪悪感」や「自責」となります。

 

  抑うつ 混乱や、怒り、罪悪感で疲弊してしまい、動けなくなったり、

      食事もとれなくなったりする状態

 

  あきらめ ネガティブな意味合いだけではなく、

       現実を少し客観敵にみられるようになった局面

 

  転換 このままじゃいけない、何か始めなければと少し行動が

     できるようになった局面

 

  再生 自分らしく生活できるようになった局面

 

 これらの状態は、必ずしも順番に現れるものではありませんが、
 再生に向かって状態は変化していきます。

 混乱から、否認、怒り・罪悪感を飛ばして、あきらめ
 そして、否認に戻り、抑うつになり、転換、再生といった形で変化していきます。

 このような変化は、自分自身を守るための「自然な反応」

 であることを知ってください。
 そしてこのような状態の変化「心の地図」を持つことで、
 今自分がどこにいるか、目指す場所はどこなのかがわかることで

 不安な心を落ち着かせることができます。


2.哀しみがあなたの身体にもたらすこと

 喪失体験はすなわち、大事な人をなくす体験は、
 言い方を変えると身体の一部奪われる体験と近いものがあります。

 例えば、片足を怪我したときを想像してください。

 ちょっと歩くだけでもものすごく疲れる。
 ちょっとの行動で、息切れをし、毎日クタクタで、疲れも取れない、

 最終的には何をするにも億劫になってしまうといった形です。

 

 1章でお話した、「抑うつ」状態がこの体にもたらすことです。

 うつ病を勘違いをし、うつ病の治療を行い、

 自分が変になってしまったと感じる方もいます。
 でも、そうではないのです。

 この「抑うつ」状態がのちに、「あきらめ」「転換」「再生」の

 局面に変化していくので、
 焦らず、今の状態を受け入れ、安心して語れる場や相手を探してみる。

 身体に変化があることも、自然な状態であると受け入れましょう。


3.哀しみがあなたの周囲にもたらすこと

 喪失体験の哀しみを抱えると、自己肯定感が揺らぐことがあります。

 自己肯定感が揺らぐと、周囲が信じられなくなります。

 自分の家庭の文句を言っている人を見ると、

 お前だって家族をなくすときが来るのに、何言ってるんだって気持ちになり、
 飲み会に誘われても、どうせ僕の気持ちは誰にもわかんないんだと思うと、

 一緒にいたくもない。
 周りの言葉が妙に薄っぺらく聞こえて、

 友人が隣にいても自分だけ別の空間にいるようで、
 結果、家にも職場にも自分の居場所をなくしてしまいます。

 

4.哀しみがあなたの精神にもたらすこと

 喪失体験の哀しみを抱えると、
 これまでの人生感が揺らぎ、なぜ自分だけ残されたのかという感覚があります。

 「自分はどうして生まれてきたんだろう」とか、
 「どうしてあの人だけ死ななければならなかったのか」
 「あの人は今どこにいるの?」

 「実存」に関わる影響があります。

 なんて理不尽なんだろうと苦しみ、なんで死んでしまったんだろう、
 神も仏もないと、信仰心も薄れてしまう。


5.哀しみがあなたの未来にもたらすこと

 特定の時期や特定の日になると、あるいは近づくと、

 普段以上に気持ちが揺らぐことや、体調不良になることがあります。

 

 例えば、あなたの大切な人の誕生日であるとか、
 これまで一緒に過ごしたクリスマスや大晦日、お正月等です。

 ただし、故人との思い出の日、思い出の場所に揺れる反応は自然なものです。

 記念日反応はというものがあると考えておくだけで、
 気持ちを落ち着かせることができます。

 

いかがでしたでしょうか?

 

KAMA的感想というか、過去の体験とすり合わせるような形ですが、

小学校時代に、自分をかわいがってくれたひぃじいちゃんを亡くすという、
喪失体験を思い出し、その時は、混乱と否認を繰り返していたなと
思い出しました。

 

ひぃじいちゃんの家に行ってふすまを開けると、そこに寝ている気がする。
見てみるといない、

 

「そりゃそうだよな」

 

怒り・罪悪感、抑うつの状態にはならず、
あきらめの状態は、ひぃじいちゃんの家の取り壊し。

 

なくなった家を見て初めて、ふすまを開ける以外で

ひぃじいちゃんはもういないんだ。。

と実感しました。

 

それからは、仏壇のひぃじいちゃんの写真を見て
天国から見守っててね!

と、再生の局面まで体験をしていました。

改めてその体験と、今後起きるであろう
喪失体験に向けて、本当に知っとくべき知識が
備えとして自分に入って気がします。

 

本書には、他にも、


 グリーフサロンメンバーの体験談
 哀しみを乗り越えるワーク
 そのワークの実施したメンバーの感情の変化など

 

など、まだまだご紹介できていないことがたくさんございます。
気になる方は是非とも

大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと

読んでみてください。

 

意識は今すぐに変えることができます!
皆様の人生がすこしでもうまくいきますように 
ご視聴ありがとうございました。

 

 

■参考文献:大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと

www.amazon.co.jp



 

YouTubeでは、アニメーション付きでご紹介しておりますので、

ご参考にいただけますと幸いです。

youtu.be